2020年1月の話題

本年は仏滅会が250回に達します

令和と年号が変わって2年目、2020年を迎えました。本年は何といっても仏滅会が6月に250回に達する記念すべき年となりました。 昭和56年(1981年)12月13日に第1回の仏滅会を開始して39年、それまでは「つどい」と称していたJSHCの集会を、全国大会と称して京都市で開き、これに出席した関西在住の会員が寄って結成したものである。JSHCの活動は、どうしても会員が多く事務局を置いている東京が中心になりやすが、JSHCの設立者で、会の主宰者を勤める小林司さんから、東京で集まるとすれば地方の会員は時間も費用も負担が大きいので、地方でもそれぞれホームズの好きな者が集まりを持ってホームズを語ってもらい、JSHCを全国に広げたいとの願望を伝えられ、これに応えたものである。 そして全国大会は、春は東京で東京の人が中心となって開き、夏は地方で地方の人が中心になって開いて欲しいとも言っておられた。まさにこれに応え、関西で集まりを持って今日に至っている。 その後、JSHC会則に定めるホームズ研究と会員相互の親睦を文字通り実践し、毎回の仏滅会では会員の研究発表を行い例会終了とに親睦会を開いて今日に至り、ついに6月に250回を数えることになったのである。 研究発表はこれをまとめてその後の会報に掲載して、仏滅会に出席できなかった会員にも報告し、さらに論文化して『紀要』に投稿し、これを英米のシャーロキアン団体や国会図書館にも収蔵している。我が国のホームズ研究としては最も先進的な実績を築いてきた。 第250回の記念すべき仏滅会は、6月6日(土)を予定している。そもそも仏滅会は会員が会務を分担し、交代で幹事を勤め、会場手配や司会進行を行なっている。研究発表も毎回2名を目安として広く会員中から希望者を募り、1年に1回か何年かに1回は研究を仕上げて発表している。会場や発表者の都合で日程は変更されることもあり得るが、仏滅会250回記念行事の実行委員長として眞下庄作さんが担当することとしている。 250回を記念する行事は、この日一回だけに留まらず、昨年12月の仏滅会では、第221回仏滅会の記念品として特製したホームズの横顔入りで221㎖の所に線が引いてあるジョッキに若干の在庫があったので、当日出席した昨年の新入会員に贈呈した。また会報WEJ12月号から「仏滅会250回記念特集」の記事を連載し、2月仏滅会には大阪でホームズ劇を公演している劇団の「シアターOM」の俳優を招待して3月に予定している「赤毛連盟」の寸劇を演じていただく予定である。 また会報WEJも、期せずして第250回仏滅会で配布する号で通算5460ページ、10月には5500ページに達する予定である。 仏滅会が250回、会報が5500ページに達する本年は、前向きに研究活動と親睦活動を続ける関西支部がますます充実する年となりそうである。