2020年3月の話題

関西支部へのコロナウィルスの影響

 中国の武漢が流行の始まりなのか、コロナウィルスが全世界に次々と広がりを見せ、各国でも蔓延帽子に躍起である。閉鎖空間であるクルージング船で感染したり、大阪では狭いライブハウスで感染した者が出ている。単なる伝染病に係わる医療問題にとどまらず、感染防止のため工場や学校を閉鎖したり、人の交流・集会や出入国を制限し、社会の活動と個人の行動が大きく制約された。部品や原材料が入らないため生産がストップしたり、旅行や外出・外食に制約がかかったりして、一転世界経済は大不況に見舞われ、主要国の株価が大きく暴落し、経済界も政界も対策に躍起となっている。しかし流行当初に政治的理由であろうか、公表や対策が遅れ、被害が拡大した傾向は否定できない。
 関西支部では、昨年の2月は梅田エステートビル、4月は中央電気倶楽部、6月は御影公会堂、8月はエルおおさか、10月は奈良女性センター、12月は再び梅田エステートビルと比較的広く天井も高い会場で開いている。昨年12月に武漢では発病者が出ておりシンガポールではすでに1月に中国からの入国者を規制していたがあまり知られておらず、実はそろそろ流行のきざしがあった本年2月も御影公会堂で開催したが、全く感染などは考えてもいなかった。JSHCの東京でも、3月の全国大会と例会を延期することとしている。
 安倍首相が唐突に学校の休校を要請し、また実体が公表されるに至って世界的な一大事となったため、4月12日に予定していた大阪府立中央図書館での第249回仏滅会はとりあえず延期することとなった。
 本年も偶数月に仏滅会を予定しているので、第249回は7月以降の奇数月に行うこととなろうが、仏滅会始まって以来の疫病流行による延期となった。