2020年9月の話題

8ヶ月ぶりの仏滅会を予定


コロナ騒ぎに社会も関西支部もかき回された本年、少し収まって来たかと思ったが、また第三次の流行を識者は警告している。政府はGo Toキャンペーンを行って、不況の航空業界、鉄道や観光バス、ホテルや旅館、レストランや飲食業のテコ入れを計っているが、観光地の中には、東京からウイルスを持った人がやって来られたらどうしようかと腰の引けている所も多い。 関西支部仏滅会も2月に神戸市御影公会堂で、ホームズ劇を公演したシアターOMが寸劇を演じ、平賀さんの「《白銀号》のホームズ学」と眞下さんの「ストランド訳記事のコナン=ドイル博士との一日」の発表があり、近くの灘の酒蔵で新年会を開くなど、大変充実したものが行われた。 ところが、である。4月に大阪府立図書館で開く予定の249回、5月の追分フォーラム、6月の大阪総合生涯学習センターで開く予定の250回記念仏滅会、8月に中央電気倶楽部で開くこととした250回と、立派な会場で内容ある仏滅会がすべてお流れとなり、ようやく奈良で予定していた251回が10月4日に開催されることとなった。まさに8ヶ月ぶりである。 会報のWEJはコロナにかかわらず、この間もずっと充実した紙面で発行を続けてきた。仏滅会は11月にも予定されており、感染防止対策についての知見を持った良識ある会員によるホームズ活動の正常化が待たれる。