2019年秋から、コロナウィルスの感染が問題となって1年半が経過した。しかしその対策は一向に進まず、本来は国を挙げて国民の感染状況を調査し、ワクチン接種など適切な予防対策を講じ、治療薬を開発することであるが無策。飲み会や外出の自粛を首相も知事も無表情な顔で要請するのみである。
仏滅会や追分フォーラムは世間から見れば不要不急の最たるもの(?)であろう。2020年は仏滅会は2会、追分フォーラムは2年連続自粛した。
2021年は、2月の仏滅会は梅田で実施、公式二次会は行わず有志がレストランに集まった。4月もあべので実施、やはり公式二次会ではなく有志でレストランで会食した。残念なのは追分フォーラムで、政府が東京や大阪に緊急事態宣言を出したので中止した。しかし感染の危険が高いのは東京や大阪で、軽井沢の新規感染者は少ないし、そもそも堀辰雄が肺結核の治療のために転地療養した空気の清らかな地、もともと遊興外食は21時まで、コンビニも24時間は営業せずまさにセブン~イレブンで夜中は真っ暗になる町である。自粛も何かチグハグでもある。要は東京や大阪からコロナウィルスを身にまとった人がやって来られてはかなわないという事なのだろう。東京も大阪でも、若くて無自覚な人が次々と感染している。自粛を呼びかける例が深夜まで宴会するなど、首相や知事による自粛のお願いも「仏の顔も三度」になっているのだろう。
コロナ騒ぎの中で改めて現状をふり返ってみよう。6月の仏滅会は神戸を予定している。世の中の防止策や県民会館の対策も少しは進んでいるだろうか。8月は大阪、肥後橋近くの中央電気倶楽部、レトロな文化財の建物で天井も高い。10月は奈良、窓を開くと奈良公園からのそよ風が入る。12月は大阪の予定、幹事の方には良い場所をお願いするばかりであるが、すでにワクチン接種が進んでいる米国では、接種完了者は屋外でマスクを着けなくても良いとする指針を発表している。混雑するスポーツ観戦は除かれるが、少人数なら非接種者が含まれていてもかまわないとする。ロンドンもマスクなしでビールを飲む人々の様子をテレビで放映していた。国内でも何かの進展が待たれるが、言葉ばかりでほとんど進んでいない。
追分フォーラムも、クラブ内部の「会員の学習発表会」のレベルは卒業して「軽井沢国際親善文化都市建設法」との法律も制定されているとおり、軽井沢の国際的な文化活動と位置付けた行事として行われても不思議ではない。毎回の内容もかなりのレベルにある。
仏滅会は、2ヶ月に1回開催を毎月にしては無理があるし、3か月に1回ででは何かさびしい。隔月開催賀ちょうどいいだろう。
追分フォーラムや仏滅会ばかりではなく、市民生活が1年半も制約される日常は早く改めなくてはならない。