夢の話1
エドモントン
このHPの趣旨とは関係ないかもしれないが、管理人室を再開するにあたってわたしめの不思議に思っていることから始めたいと思う。
私はほとんど毎日のように夢を見る。しかし、後後まで覚えているような夢はあまりない。まあ、夢とは普通そうなんだろうな、とは思う。
先日、奇妙な夢をみた。私がまだ若くて赤ん坊の長女を抱いている。その頃は旦那の仕事の都合でカナダに住んでいた。長女はそこで生まれている。
私はどうやら日本から来た人たちを案内しているらしい。広い展望台のようなところで左手にロッキー山脈の山塊が連なり、右手には打って変わって大都会のビル群が見えている。その街が「エドモントン」なのだ。
「エドモントン」と言う都市がカナダにある、ということは知っていた。しかし、昔私が住んでいたのは、大陸をまたいだはるか東、オンタリオ湖のほとりのトロントだ。エドモントンがどこにあるのかも知らない。なぜ、夢の中でその都市の名が出てくるのか。
調べてみると、エドモントンはアルバータ州はロッキー山脈の東にあった。地図で見る限り、あの広大な国土を持つ国でそれほど山脈の近くにある都市ではない。もしかしてエドモントンからロッキー山脈は見えないことはないのかもしれない。しかし、あの展望台からはすぐ近くにあのごつごつと空にそびえる山塊と反対側には近代的な都市のスカイラインが見えた。
大体、行ったこともない都市を夢に見るのも変だ。なんで、その都市の名前が出て来たのか。夢だから、なんでもありなのかもしれないが、あの展望台からの景色は壮麗で美しく、ありありと記憶に残っている。
その後、夢は夢らしい変な方向に進んで、子連れの私は日本からの人たちを案内して「エドモントン」の博物館に行く。しかし、そこには「昭和な日本」の展示があって、昔懐かしい家具や物品が並んでいる、まったくの日本だ。つじつまが合うどころか、意味不明なところで夢は終わる。しかし、なんで実際に住んでいて、旦那の会社関係の日本人さんたちを観光案内していたこともある、トロントではなくて遠く離れた「エドモントン」なのか。奇妙な夢だった。