冬至です。
今日は冬至です。買い物に行って、しっかりゆずと南京を買ってきました。普段、あんまし古い慣習に興味はないくせに、なんとなく従ってしまうのは、わたしめの日本人のDNAのせいなんでしょうか。
で、冬至です。ユルタイドです。キリスト教ではクリスマスの季節です。この最も日の短い、暗い季節に最も重要な、かつ楽しいお祭りがあるんです。もともとは北欧のゲルマン民族の冬至のお祭りと一緒になっているらしいですが、日本の橙やゆずが太陽を表すようにやはり太陽への信仰の表れなんでしょう。
北の国のほとんど太陽の昇らない一番暗い日に明かりをともして家族で楽しい時間を過ごす。翌日からはだんだんと日が長くなります。明るい春への希望の生まれる日です。
でも、今年コロナ禍でドイツなどではクリスマスマーケットが中止になっているらしいです。
「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女」で白い魔女のせいで冬に閉じ込められているナルニアで「冬なのにクリスマスが来ない」と住民が嘆きます。
長くつらい冬を暮らす心の支えがイルミネーションきらめくクリスマスなのに今年は寂しい限りです。
でも、冬至が過ぎればまた太陽が復活するように、いつかはコロナ禍を乗り越えて皆で楽しめる日が来ます。それまで、しばらくがまんです。
さて、南京をどうしてくれよう。煮てみますか、てんぷらもいいな。