2022年5月の話題

軽井沢で期待通り充実した追分フォーラム開く

大きさは1㎜に足らず、単独では生きて行けないウィルス、その一つのコロナウィルスが全世界の人類を席巻している。ホームズも引っ込んでいる以外なく、関西支部が担当するJSHCの恒例行事「追分フォーラム」も2年間中止やむなく、ようやく本年第30回記念の会を開くことができた。
 内容はまるで2年のブランクを一挙に回復するように、充実した講演6つと、これまた充実したホームズ関連の写真;図書;グッズの展示が行なわれた。国際親善文化都市軽井沢に相応しい文化的行事として行われた。注目すべきはこの企画に賛同した軽井沢町と文化協会が後援し、軽井沢町の藤巻進町長、文化協会の代表の塩川治子さんと土屋三千夫さんから開会にあたってご挨拶をいただいたことである。これはJSHCの行事ではなかったことであり、観光・文化都市を目指す軽井沢町とフォーラムの目的が一致したことによる。
 講演は奈良大学名誉教授の中尾真理さん(校長)、関西支部代表の平賀三郎さん、医科学者新野英男さん、元神戸市外大学長で古書に詳しい指昭博さん、ロンドンホームズ協会会員の眞下庄作さん、昨年まで追分フォーラムのお世話役を担っていた見吉時枝さんの六人の充実した内容のものとなった。展示は世界のホームズ像の写真、貴重あホームズ本、珍しいホ-ムズグッズが47点に及んだ。
 参加者はJSHC会員20数名の他地元に開放しており、見学者も多数あった。地元の新聞も事前に取材した記事の掲載、当日の取材などもあり注目された。軽井沢の文化・教養的行事として定評を得つつあるようである